九寸名古屋帯:琉球本紅型・コチョウラン [14/98]
商品詳細
琉球紅型らしい色遣いを、モダンなデザインで。
紅型作家の中には、かつての琉球王朝士族に仕えた「紅型三宗家」と
呼ばれる工房を持つ作家がいます。
知念家、城間家、沢岻家がその紅型三宗家と呼ばれています。
知念家はその昔、中国から唐紙の技法や印金紙・緞子紙を学び、
琉球王朝より位を与えられて、士族以上の階級が着用する紅型を作ることが
許されていました。
「知念びんがた工房」として今に至る工房で染められた、
本紅型らしいカラフルな帯です。
開店祝いなどのお祝い事にもよく使われる、コチョウラン。
「幸せが飛んでくる」など可愛らしい花言葉を持ち、
おめでたい場面でよく見かけるので、花の印象も良いですよね。
そのコチョウランが、紅型らしい配色で染め付けられたこの帯は、
晴れやかさを届けるような気持ちでお召しいただけるはずです。
幻想的な色遣いで抽象化された花は、
季節を問わず華やかな雰囲気でお召しいただけます。
紅型染は、天然染料の鉱物性の顔料を細かくし
微粒子化させた物を染料として使用するのですが、
鉱物性質で粒子が荒いため、習字のように染め筆で一度だけ
染料を生地の上に置いても、染料が生地になじまないのです。
そのため、もう一つ別な筆で、生地に置いた染料を
生地の中に刷り込むようにして染めていきます。
それでも、顔料粒子が荒いので生地の中に浸透しないため、
生地の上に染料が重なり、より色が濃く発色性が良く見えます。
沖縄の強い日差しでも色焼けしにくい特長があります。
カラフルな小紋にもシックな紬にも合わせやすいので、
帯締めや帯揚げなどの小物遊びも楽しめます。
【素材】 絹100%
※ご覧いただいている環境によっては、
色味が違って見える場合がございます。
予めご了承下さいませ。
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