シマエナガの帯

【お取り寄せ商品】八寸名古屋帯:【島屋オリジナル】シマエナガ・長尺 [13/178]

【お取り寄せ商品】八寸名古屋帯:【島屋オリジナル】シマエナガ・長尺 [13/178]

販売価格: 85,000(税別)

(税込: 93,500)

オプションにより価格が変わる場合もあります。

お取り寄せとなります
八寸名古屋帯・仕立【国内総手縫い仕立】:

販売価格: 85,000(税別)

(税込: 93,500)

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商品詳細

札幌の島屋呉服店と言えば、シマエナガ柄」。

そう思っていただけるお客様が増えています。


おかげさまで大人気の「シマエナガ帯留め」シリーズに続き、
SNSや店頭でチラ見せだけでもお客様から大絶賛の名古屋帯が、
いよいよネットショップに登場します。


本場筑前博多織の織元、黒木織物と当店の店長がコラボした
この名古屋帯は、島屋呉服店オリジナルです!


店長がこだわりつくした、想いがたくさん詰まったスペシャルな帯です。 

柄の由来に興味のある方は、後半をじっくりご覧ください。

 

特にこだわったのは、お太鼓柄。

たくさんのシマエナガが集まる脇、地色の部分に
あえての同色で「雪輪柄」と「立涌(よろけじま)」を織り込み、
単調にならないよう柄付けされています。

  

さらに!
お太鼓柄は、2デザインのリバーシブル。

結ぶ時に半ひねりすると、雪輪の部分が「雪の結晶柄」に
なります。


すでにご購入されたお客様からは、
可愛くて、タンスを開けるたびに癒される
博多織の結び心地に、この可愛さ!反則的〜♪」
とたいへんご好評を頂いております。

中には、2021年59kimonoの当店オリジナルデザイン
「オトナ可愛いをあなたに」のシマエナガ柄とセットで
コーディネートしてくださる方も!


前のデザインは、片方がシマエナガ三羽、
もう片方が四羽、仲良く並んでいます。


前も後ろも、純白の雪の世界に集まるシマエナガ
存分にお楽しみいただけます。


※白い帯なので、お仕立て時にパールトーン加工を
お勧めします。
ご希望の際は、備考欄にご記入くださいませ。

 

 【素材】 絹100% (本場筑前博多織)

 【基本お仕立て】 長尺(約418センチ)仕立

★さらに長尺ご希望の場合、並尺(約380センチ)+2尺までは
 11,000円(税込)追加となります。

 それ以上の長尺をご希望の方は、「お問い合わせ」より別途ご相談を承ります。

長尺の納期は、織元の状況によりますが、目安として
 2ヶ月〜2か月半かかります。予めご了承くださいませ。

 

前柄のシマエナガが3匹の端から手先までが約245cm
4匹の端から手先までが約235cmでございます。

 

※ご覧いただいている環境によっては、
色味が違って見える場合がございます。
予めご了承下さいませ。

 

ここから先は、このデザインを考えた

店長のこだわりを書かせていただきますので

興味のある方だけでも、どうぞご覧ください。

 

まず、どうして「シマエナガ柄」こだわるのかというと

私がこの業界に入ってから、商品の勉強をするために

全国の産地を周り、のべ150軒以上の工房を

訪問して勉強させていただきました。

 

着物の産地は全国にありますが、残念ながら

私のお店がある北海道には、昔から続く生産地がありません。

  

そこで、なんとか『北海道から全国のきものファンに』

和服を通して楽しんでもらえるものを発信したいと思い

”世界で一番可愛い鳥”としても紹介されている

私も大好きなシマエナガを和装の柄に取り入れたいと

思いメインの柄にしました。

 

 

島屋のコーポレートデザインは「市松文様」

正式には石畳柄(文様)。

 

着物の柄は、正式には”文様”と言います。

 

なぜ市松柄と一般的に呼ばれるようになったかというと

江戸時代に「佐野川市松」という歌舞伎役者の袴の柄が市松文様で

女性の間で大人気になりました。

それから「市松模様」と呼ばれるのが一般的になったと言われています。

 

 

さらに、掘り下げて調べてみると佐野川市松は

まだ売れていなかった頃、舞台から客席を見ると

お客がまばらで、ポツポツと座っているお客と

空席が「石畳文様」のように見えて

いつかは、この席をいっぱいにしたいと稽古に稽古を重ね

努力して芸を磨き、人気者となり満席になったと言うことで

努力して成功すると言う意味もあり、繁栄ともつながる柄という説も。

 

 

島屋では、この由来に基づき「いつもお客様でいっぱいなお店にしたい」と思い

石畳文様〜市松文様〜をコーポレートデザインとしました。

この二つの想いをこの帯に込めて制作いたしました。

 

そして、シマエナガが冬毛でふっくらして一番可愛くなるのが

北海道の純白の雪景色の中の白銀の世界。

それを表現したいと思いました。

 

古典柄で言うと雪の柄は『雪輪文様』

 

シマエナガは北海道にしか生息していない鳥なので

古くからの着物産地では、シマエナガの柄はもともとありませんでした。

 

そこで、伝統的な雪を表す雪輪文様とシマエナガを

融合させることにより、色々な着物に合わせやすくすることを考えました。 

 

また逆に現代の雪を表す柄として、雪の結晶柄を

もう片面に織り入れることにより、モダンな柄にしてみました。

 

 

初めは、雪輪と雪の結晶の柄を同じ面に表そうと

考えましたが、リバーシブル柄として作ることにより

タイプの違う柄として楽しんでもらえるようにいたしました。

 

 

よく見ていただくと、どちらの面にも1羽だけ後ろを向いている

シマエナガを、場所を変えてポイントに入れてみました。 

これが、また可愛くて癒されます(笑

 

最後まで、私のこだわりにお付き合いくださり

感謝いたします。

 

島屋呉服店 店長 島崎 拳