結城紬:桜色に縞 [9/159]
商品詳細
結城紬の特長である「ほっこり」を、そのまま
色で表したような優しさを感じます。
グレイッシュピンクの地色に、三色の細い縞が
並ぶ、優しい印象の色味。
縞の色は淡い緑、卵色、薄色で、遠目ではほぼ無地に見えます。
淡い色の帯を明るく合わせたら、春の装いに
濃い色の帯でシックに合わせたら、秋冬の装いに。
着物の主張が強いと帯合わせが難しい、逆もまた然りと
言われます。
例えば、「ちょっと冒険したくて買った個性的な帯」を
活かすのは、こういう懐の大きな色柄ではないでしょうか。
もちろん、優しい色柄の帯を合わせて、柔らかなイメージで
着こなすこともできますので、とても重宝します。
結城紬は「日本三大紬」の一つに数えられており、
着物初心者(だった私)でも聞いたことがある
有名な紬です。
2021年は、結城紬がユネスコ無形文化遺産に
登録されて10周年にあたる年です。
ちなみに、1956年(昭和31年)にはすでに、技術工程のいくつかが
日本の重要無形文化財に指定されています。
65年も前から、日本の宝として大切に守られてきた技術です。
結城紬は元々、普段着として織られてきました。
そのため「着やすい」「動きやすい」「丈夫」
といった特長があります。
太めの経糸と細めの緯糸が織りなす生地は
バイアスがかかっており、斜めに伸ばすと
ほどよく伸びてきちんと元に戻ります。
この「きちんと元に戻る」伸縮性が
強くてしなやかな結城紬の証です。
また「結城は三代もつ」と言われるように
着れば着るほど柔らかく、肌になじんでゆきます。
これは決して「くたびれる」のではありません。
ふっくらしなやか、から しっとりふうわり、というか。
触っていただけないのがもどかしいくらいです。
ぜひ、お手元でお早めに「育てて」ください。
お仕立てされる前には、湯のしではなく
結城の産地での『湯通し』をおすすめいたします。
湯のしと湯通しでは、こんなに風合いが違うの?
というほど、柔らかさが違います。
こちらの動画で詳しくお伝えしておりますので
よろしければ ご覧くださいませ。
↓↓↓ご視聴はこちらから↓↓↓
https://youtu.be/o42eCBhKy8c?t=1117
※コーディネートは参考商品(別売り)です。
【素材】 絹100%
※ご覧いただいている環境によっては、
色味が違って見える場合がございます。
予めご了承下さいませ。