久留米絣:小花 [47/205]
商品詳細
ゆかたよりもお手頃!?
真夏と真冬以外の季節、普段着に最適な「久留米絣」。
久留米絣のルーツは19世紀の初め、十代の少女だった
井上伝(いのうえでん)の発案がきっかけだと
言われています。
偶然の発見から糸を括って藍で染め、織り上げて
模様を生み出すことを考案した「絣模様」。
この技術を多くの人に伝えたとされています。
また、絵や文字を自在に表現する「絵絣(えがすり)」
という技法を発明した大塚太蔵(おおつかたいぞう)や、
久留米絣独特の緻密な柄「小絣」を考案した牛島ノシなど、
井上伝と並ぶ功労者として知られる多くの人たちの
創意工夫があり、発展しました。
福岡県の久留米を中心とした筑後地方では、
農家の副業として久留米絣が盛んに織られ、
明治以降は庶民の衣服として全国に広がりました。
「織物」はどれも、工程が多く手間と時間をかけて
作られるものが多いのですが、久留米絣もその一つです。
その歴史的・芸術的価値が高く評価され、
1957年には国の重要無形文化財に指定されています。
この反物は機械織ですが、動力機械には一般的な
シャトルレス織機ではなく、手織りと同様に
杼で緯糸を通すシャットル織機を用いる事で、
質感のある反物に仕上げています。
織物は、通常1本の糸同士を縦横に織り合わせていますが
こちらは2本の糸を縒って織り合わせました。
2本の糸を縒った糸の生地は、1本の糸の生地よりも丈夫です。
1本の糸を「単糸 タンシ」、2本の糸を「双糸 ソウシ」と
呼び、用途に応じて使い分けています。
経糸を「双糸」、緯糸を「単糸」で織るなど、風合いを考えて
組み合わせて使うこともあります。
糸を縒り合わせて織り上げているので、薄手ながら丈夫です。
ゆかたの前後、真夏や真冬になる前の普段着に
お勧めの一反です。
もちろん綿なので、ご自宅でお洗濯できます。
※洗う時は、単独洗いをお勧めいたします。
※コーディネートは参考商品(別売り)です。
【素材】 綿100% (反幅:9寸8分/約37.0センチ)
※肩幅/袖幅は最大で9寸2分(約34.7センチ)です。
※ご覧いただいている環境によっては、
色味が違って見える場合がございます。
予めご了承下さいませ。
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